頻尿対策

高齢者の頻尿の原因

人は年齢を重ねるごとに、頻尿の症状が現れやすくなります。
その中でも、高齢者が頻尿になる原因として最も多く挙げられる原因というものがあります。

高齢男性では、前立腺肥大症が原因となって、頻尿の症状が出ることがとても多く見られています。
前立腺肥大症の他にも、前立腺炎などが原因となり、頻尿の症状が現れることもあります。
これらの病気は、50代以上の男性に特になりやすい病気となっています。
高齢になるにつれてなりやすい前立腺肥大症や前立腺炎などと同様に、頻尿も年齢を重ねるごとに症状が出やすくなります。
男性の前立腺と頻尿の症状には、深い関わりがあります。
前立腺と頻尿の関係について、詳しくは【前立腺と頻尿の関係】をご覧になってください。

頻尿の症状は、高齢の男性に限らず、高齢の女性にも多く見られています。
女性は年齢に関係なく、冷えなどが原因となって頻尿の症状が現れる場合もありますが、妊娠・出産を経験したり、月経が終わり閉経したりすることが原因となる場合もあります。
上記のことが原因となり、骨盤がゆるむことで、頻尿の症状が出てくるというわけです。
女性の頻尿については【女性の頻尿の原因】【妊娠と頻尿の原因】【冷えと頻尿の関係】などでも記載しています。

また、脳疾患や心疾患などの病気も、高齢者の頻尿の原因となっています。
年齢を重ねると、腎臓の尿濃縮力が弱まることも、頻尿の原因のひとつです。
高齢者の頻尿の症状としては、尿漏れや尿失禁が主に挙げられます。
夜間頻尿の症状も、若年層に比べて非常に高いことが特徴です。

幼児の頻尿の原因

幼児の頻尿の症状としては、心因性の頻尿である「神経性頻尿」が最も多く挙げられます。
血尿が出ていたり、白く濁っている尿が出ていたりするような場合は、尿道炎などの病気の疑いがありますが、幼児の頻尿の大半は心因性のものです。
身体や心に何らかのストレスがかかることが原因で、神経性頻尿の症状が起こってしまうのです。

幼児の頻尿の場合は、幼児自身よりも親の負担の方が大きいことが特徴です。
当事者である幼児自身は、何度もトイレに行きたくなることを「頻尿」の症状であると正確には理解していません。
なので、何度もトイレに連れていかなければならない親の方が神経質になってしまうのです。
また、無事にトイレに行けたとしても、間に合わずにおもらししてしまうことも少なくありません。
そういったことも含めて、親の負担はとても大きいかと思われます。
けれども、幼児の頻尿の場合は大人の頻尿とは異なり、おむつを履かせることで、尿漏れの大きな不安は解消することができます。
大人の頻尿の場合はおむつを履くわけにはいきませんから、幼児の頻尿の症状の場合はその点は心配要りません。

以上のように、幼児の頻尿は心因性のものが多く見られていますので、子供のストレスとなるような行為は避けることも重要です。
頻尿に関しては、おもらしやおねしょをしても叱らないことが大切でしょう。
子供が「おもらしをしたらまた叱られる」と思うことによって、頻尿の症状はますます悪化してしまう場合があります。
頻尿に対してあまり神経質にならずに、長い目で改善方法を見つけていきましょう。
どうしても改善策が見つからない場合は、小児科のお医者さんに相談してみることなどもおすすめします。
また、【子供の頻尿の原因】の項目もご一緒に参考にしてみてください。

妊娠と頻尿の原因

女性に頻尿の症状が現れる原因のひとつとして、妊娠と出産があります。
ここでは、妊娠や出産による頻尿の原因について見ていきたいと思います。

女性は、妊娠と出産を経験すると、身体を支えている骨盤が開き、ゆるくなってしまっている状態になります。
「骨盤がゆるむ」という状態は、骨盤底の筋肉と靱帯がゆるんでいる状態のことを指します。
妊娠と出産によって骨盤底の筋肉と靱帯がゆるむと、尿ををとどめておく機能のバランスが崩れてしまい、主に尿漏れなどの頻尿の症状が現れます。
骨盤がゆるむことが原因となる頻尿は、妊娠と出産以外にも、閉経後などにも起きることがあります。
この場合の頻尿を防ぐには、骨盤の筋肉を鍛えて、骨盤のゆるみを改善していく必要があります。
骨盤体操などを行って、骨盤を締めることが、骨盤が関係している頻尿の対処法となります。

また、以上の妊娠・出産、または閉経などの他に、「冷え」も女性の頻尿の原因となります。
身体が冷えることで現れる、女性の頻尿の症状は決して珍しいことではありません。
冷えから起こる頻尿については【女性の頻尿の原因】【冷えと頻尿の関係】で詳しく記載しています。
こちらも一緒にご覧になってみてください。

子供の頻尿の原因

頻尿は大人だけが抱える病気ではなく、子供にも頻尿になってしまう場合が多くあります。
ここでは、子供の頻尿の原因について見ていきましょう。

子供の頻尿には、いくつかの原因があります。
まずひとつめの原因は、膀胱炎や尿道炎などの炎症によって、頻尿の症状が起きている場合が挙げられます。
たとえば、外で遊んでいるときなどにトイレに行く場合ですが、外で遊んでいた子供の手が清潔とは限りません。
汚れた手でトイレを済ませてしまうと、雑菌が尿道に入って尿道炎になることがあります。
トイレのあとはもちろん、トイレの前にも手は清潔にしておくことが大切でしょう。

また、他にも病気としては、出血性膀胱炎や小児糖尿病なども頻尿の原因となっています。
これらの頻尿の原因となる病気は、頻尿だけではなく、下痢や嘔吐、微熱が出る症状となる場合もありますので、少しでも心配な点がありましたら、すぐに小児科の専門のお医者さんを受診しましょう。

そして近年、子供の頻尿の原因として、ますます増加傾向にある症状が「神経性頻尿」です。
神経性頻尿とは、緊張や過度のストレスからくる心因性の頻尿の症状のことを指します。
大人にもよくある頻尿の症状ですが、子供にも神経性頻尿の症状は数多く見られています。
おもらしやおねしょなどが、特に多く見られている神経性頻尿の症状のひとつです。
他にも夜間頻尿など、夜にトイレに起きることが1回以上ある場合なども、頻尿の症状として見て良いでしょう。

しかし、以上のような傾向が見られた場合でも、あまり不安に思わないことが重要です。
親が過度に不安になってしまっては、子供はもっと不安を感じてしまいます。
おもらしやおねしょをしても強くは叱らず、神経質にならないように長い目で見ていきましょう。
しばらく様子を見て、改善の方向が見られない場合には、一度小児科を受診してみてください。

女性の頻尿の原因

女性の頻尿の症状は、男性とはまた別の原因によって起きることも多くあります。
ここでは、女性の頻尿の原因について見ていきたいと思います。

まず、女性の頻尿も男性の頻尿と同じく、水分の摂りすぎからくる頻尿や、ストレスや緊張からくる頻尿(神経性頻尿)があります。
排尿前や排尿後に痛みなどがありましたら、膀胱炎や尿道炎が原因となって頻尿の症状が起こっている場合もありますので、すぐに泌尿器科を受診しましょう。

そして、女性の頻尿の原因としてとても多くあることが「冷え」です。
普段から冷え性だったり、身体が冷えやすい場所(冷房のききすぎた部屋や社内など)にいることが多かったりする人は、冷えから頻尿の症状が現れることが多く見られています。
身体が冷えると、膀胱は縮んでしまっている状態になります。
これは、副交感神経が関係している現象です。
膀胱は副交感神経によって、収縮したり膨張したりします。
冷えによって尿意はより感じやすくなり、縮んでいる膀胱には、尿がすぐに溜まってしまいます。
寒いところにいると、トイレが近くなることが多いのはこのためです。
頻尿に限らず、冷えは女性の大敵ですので、身体は冷やさないように十分に気をつけましょう。
冷えと頻尿の関係については【冷えと頻尿の関係】でも詳しく記載していますので、そちらもご覧になってください。

また、女性は妊娠・出産によっても、頻尿の症状が起きる場合があります。
妊娠・出産による頻尿については、【妊娠と頻尿の原因】の項目をご覧下さい。

朝に頻尿になる原因

頻尿の症状として、夜間頻尿などがありますが、夜ではなく主に朝、頻尿の症状が出るという人もいます。
朝に頻尿になる原因としては、緊張やストレス、不安などが挙げられます。
ストレスなどの影響によって、心因性の神経性頻尿になると、「朝の時間に頻尿になる」という人が多く見られています。

神経性頻尿の患者さんの多くは、夜間頻尿ではなく昼間頻尿と言われています。
トイレのことが気になってしまうのは夜間よりも昼間のことが多いので、神経性頻尿は昼間に多いとされています。
朝の頻尿もこの昼間頻尿と同様で、心因性の原因であることが大きいのではないか、と考えられています。

また、神経性頻尿には自律神経も関係しています。
そのため、朝の頻尿は、自律神経失調症などを持っている人などにも多く見られています。
こういった場合の頻尿は、自律神経をコントロールすることで徐々に改善に向かっていきます。
一度、心療内科を受診して、専門のお医者さんに相談してみましょう。

朝、頻尿になる人は決して少なくなく、珍しいことではありません。
しかし、頻尿になるからと言って、朝の時間に水分量を控えることは、膀胱炎や脱水症状などを引き起こす危険があるのでやめましょう。
頻尿の症状があっても、水分は通常と同じように補給してください。
神経性頻尿に関しては水分量の調節よりも、自律神経をコントロールする訓練をすることが大切です。

頻尿の一般的な原因

頻尿の症状には、様々な原因があります。
ここでは、一般的な頻尿の症状に対する原因について説明していきたいと思います。

まず、男性が抱える頻尿の症状としてよく挙げられる原因は、前立腺肥大症や前立腺炎が最も多いと考えられています。
前立腺は頻尿に影響すると考えられていて、前立腺が関係している頻尿の症状がある男性は非常に多く見られています。
特に50歳代以上から高齢の男性に、夜間頻尿などの頻尿の症状がよく現れているとされています。
前立腺が関係している頻尿については【前立腺と頻尿の関係】でも詳しく記載していますので、こちらもご参考にしてください。

次に、女性に多く見られる頻尿の原因は、膀胱炎や尿道炎、過活動膀胱などがよく見られています。
他にも女性の場合は、妊娠・出産の影響によって、頻尿の症状が出ることもあります。
普段から冷え性の女性や、身体が冷えた状態の場合にも、頻尿の症状が現れます。
冷えと頻尿も深く関係していることは【冷えと頻尿の関係】で記載していますので、ご覧になってみてください。
また、女性の頻尿の詳しい原因については【女性の頻尿の原因】をご覧ください。

他にも、頻尿の原因としては腎機能の低下、心機能の低下、糖尿病による頻尿、不眠症、心因性による神経性頻尿などが挙げられます。
水分の摂りすぎなども頻尿の原因として挙げられますので、1日で摂取した水分量がどのくらいなのかということも、頻尿の診断を受ける際には重要なこととされています。
また、神経性頻尿は通常の頻尿とは異なり、泌尿器科ではなく心療内科などで心理的な治療を受けることが特徴です。
神経性頻尿の原因はストレスや不安感、緊張感からくるものなので、心の病気の一種とされています。
詳しくは【神経性頻尿とは?】【ストレスと頻尿の関係】をご覧下さい。

前立腺と頻尿の関係

頻尿の症状が出る原因のひとつとして、前立腺からの影響があります。
この前立腺が関係している頻尿の症状については、男性に限ることですが、男性の頻尿の症状として最も多いとされています。
前立腺が関係している頻尿は、前立腺肥大症や前立腺炎などの病気によって起きるものだと考えられます。
頻尿の症状は、主に夜間頻尿や残尿感、排尿量が少ないなどの症状がよく見られています。

前立腺肥大症は、50歳代以上の男性の多くが抱えている症状です。
高齢の男性がかかる頻尿は、この前立腺肥大症が主な原因となっています。
前立腺肥大症による頻尿の症状としては、夜間頻尿、残尿感などの他、尿意が我慢できなかったり、尿が出るまでに時間がかかったり、勢いがなかったり、途中で途切れたりすることが主に挙げられます。
排尿の際にこのような症状が見られた場合は、前立腺肥大症の疑いがありますので、泌尿器科を受診してみてください。

前立腺炎は、大腸菌やクラミジア菌などの細菌が原因となって、前立腺が炎症を起こしてしまう状態のことを指します。
急性前立腺炎と慢性前立腺炎がありますが、どちらの場合でも頻尿の症状が出ることが多く見られています。
残尿感や排尿時の痛み、射精痛、腹部の痛みなどの症状が主な症状として挙げられます。
このような症状がある場合は、前立腺炎の疑いがあります。
早めに泌尿器科を受診して治療を行うことをおすすめします。

糖尿病と頻尿の関係

頻尿の症状が起きてしまう原因のひとつとして、糖尿病があります。
糖尿病の患者さんは、喉が渇く症状が多く見られます。
そういった症状があるため、水分の摂取量が通常の状態よりも多くなることが、頻尿の症状を引き起こす原因となっています。

糖尿病の症状として、血液中の糖度が上昇すると、「水分を摂らなければならない」という生体反応が起こります。
また、糖尿病の患者さんの血液は粘りけが強く、水分を必要としているため、自ずと水分の摂取量が増えるというわけです。
糖尿病の患者さんで頻尿の症状がある人は、決して少なくありません。
今、頻尿の症状が無いという糖尿病の患者さんも、いつ頻尿の症状が出てもおかしくないということも言えます。
このようなことから、糖尿病と頻尿はとても深い関わりがあるとされています。

しかし、糖尿病の患者さんでも、頻尿の症状は防ぐことができます。
糖尿病の患者さんが水分補給をするときには、スポーツドリンクなどではなく真水で摂ることをおすすめします。
スポーツドリンクなどは、身体に必要な要素が含まれていますが、糖尿病の患者さんの水分補給は血液の粘りけや濃度を弱めるために行いますので、血液をより正常な状態に近づけられる真水での水分補給が良いでしょう。
もし真水が飲めなくて、スポーツドリンクなどで水分補給をしなくてはならない、という場合には水で薄めて摂取してみてください。
また、糖尿病を専門とするお医者さんからの助言も参考にして、頻尿を防いでいきましょう。

頻尿と腎臓の関係

頻尿の症状が起きる原因のひとつとして、腎臓の機能障害が挙げられます。

尿はまず腎臓でつくられて、腎臓でつくられた尿は膀胱に溜められます。
膀胱に溜められた尿は、その後、排尿されるわけですが、腎臓の機能に障害があるとこのサイクルが上手くまわらなくなってしまいます。
特に多い例としては、腎臓でつくられる尿の量が増加すると、頻尿の症状が引き起こります。
この場合の例は、排尿量については通常の状態と変わりませんが、1日の排尿回数が通常の状態よりも増加することが特徴とされています。
人によっては、頻尿の症状だけではなく、むくみなどの症状も同時に現れることもあります。
また、「夜間頻尿」と呼ばれる、夜にトイレに行くために2回以上も起きてしまう、という症状も出る場合があります。
夜間頻尿については【夜間頻尿とは?】の項目で詳しく記載していますので、こちらもご覧になってみてください。

このように腎臓が関係している頻尿は、腎機能障害や腎不全、もしくは心不全などの大きな病気の疑いがありますので、早めに専門のお医者さんの診断を受けることをおすすめします。
腎臓が関係している頻尿が疑われる場合は、泌尿器科を受診してください。